日本財団 図書館


 

15. あなたは郊外に家を持っています。地方行政官はその町全体の利益になる水力発電のために、あなたの土地も含めて、その町の数人の土地を流れる小さな小川の分水を提案しました。土地の所有者として、あなたは、所有地を流れる小川の美しい価値が失われるのが気がかりです。あなたはまた、その小川をなくすことによってそこに住んでいると思われる魚や水生生物の生息域への影響も気がかりです。もうひとつの気がかりは、もう一度売りに出すときに価値が下がるかもしれないということです。あなたは、全ての市民ができるだけ効率的に電気の供給を受ける必要があることを理解しています。あなたはどうすべきですか:
◆ 弁護士を雇って、市に対して、所有地の価値損失で訴える準備をする。
◆ 市の計画者と集まって、可能な代替措置を見つけるために、土地所有者の連合を作る。
◆ 計画が始まる前に、あなたの所有地を売る。
◆ 市の必要性が個人的、あるいは生態的な損害に対する結果よりも重要であると決断を下す。
◆ その他

 

16. あなたの家族は、500エーカーの農場を持っています。良質な釣り場である小川の支流が、あなたの所有地の境界に沿って流れています。あなたの家族が収穫を増やすために使っている窒素−燐の肥料は、雨による流出で小川に流れ込んでいます。この種の肥料は、藻類の成長を促進し、逆に、支流・本流両方の魚の数に影響を与えます。あなたの農場生産は、あなたのただ一つの収入源だが、あなたの家族はいつも釣りを楽しみ、その川の魚を失いたくありません。あなたはどうしますか:
◆ たとえ収穫高を減らしたとしても肥料を変える。
◆ 川に沿ったあなたの土地の一部を野生のままにしておき、緩衝地帯(水辺の地域)を作る。
◆ あなたが緩衝地帯にする土地の税免除の可能性を調べる。
◆ 何もしない。
◆ その他

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION